MapTiler CLOUDは、スイスに本社を置くMapTilerが提供する地図タイルサービスです。全世界の地図を幅広くカバーしており多言語に対応。日本語表示も可能です。日本国内の地図に関しては、日本代理店であるMIERUNE社がOpenStreetMapと国土地理院の基盤地図情報を組み合わせたベクトル地図データを配信しています。
また、地図のスタイルも「Street」や「Satellite」など豊富にデザインが用意されており、カスタマイズが可能。自由度の高い地図タイルでありながらもオープンデータを活用して、リーズナブルな価格帯でサービス提供しているのがポイントです。
MapTiler CLOUDであれば、地図のスタイルだけでなく言語やフォント、カラーなども自由に変更が可能です。地図上にポイントやライン、ポリゴンもわずかなクリック操作で簡単に描くことができます。例えば、自社サイトの雰囲気に合わせて、オリジナルの地図デザインにもできるでしょう。
Webサイトやモバイルアプリへの地図データ埋め込みも、オープンソースのMapLibreを活用することで簡単に行えます。操作の手軽さも魅力の一つと言えるでしょう。
MapTiler CLOUDは海外企業が開発した地図APIサービスですが、日本に代理店があるため日本語でサポートを受けられます。MIERUNE社のサイトに導入に関するQ&Aが設置されていますが、スムーズに導入したい場合には有償サポートが利用可能です。
また、MapTiler CLOUDを使用した地図開発も手がけており、等高線の入った地図や気象庁の気象データを地図に追加するプラグインなど、ユーザーの要望に応じたカスタマイズにも対応。ユーザーがMapTiler CLOUDを簡単に活用できるように、さまざまなサポートを提供しています。
導入を検討するにあたり、お試しで利用してみたいとお考えの企業も少なくないでしょう。MapTiler Cloudであれば、1カ月あたり10万件までのリクエスト数であれば無料で利用が可能。無料プランを活用して、地図機能をお試しできます。ただし、無料プランは商用利用ができませんので注意が必要です。
その上のFlexプランでも、1カ月あたり50万件までのリクエスト数であれば25ドルと、リーズナブルな価格で利用できます。この他に無制限プランやカスタムプランも用意されており、必要とするサービス規模に応じてプランを選ぶことが可能です。
参照元:MapTiler Cloud公式HP
(https://www.maptiler.com/cloud/pricing/)
MapTiler CLOUDは、カスタマイズ性の高い地図APIサービスをリーズナブルな価格で利用できるのが強み。日本に代理店があるので、何か困ったことがあっても日本語でサービスを受けることができるのは心強いと言えるでしょう。
本メディアでは、地図APIサービスをお探しの方向けに、特徴の異なる3つの地図APIサービスをご紹介しています。「地図APIサービスの違いが分からない」「どの機能が重要なのか分からない」などでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
【目的別】 おすすめの有料地図
APIサービス3選
について見る
導入事例は見つかりませんでした。
会社名 | 株式会社MIERUNE(日本代理店) |
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本社所在地 | 北海道札幌市中央区北1条東4-1-1 サッポロファクトリー1条館 3F |
公式HP | https://www.maptiler.com/jp/ |
一口に有料の地図APIといっても、サービスによって特徴や強みは異なります。また、適している用途も変わりますので、自社のニーズに見合ったサービスを導入しましょう。以下では、おすすめの有料地図APIサービスをご紹介します。
道路情報が必要な
事業・システム開発なら
MapFan APIでは、全国の道路をくまなく実装調査したデータを使用。
「車種別規制」「マップマッチング」「未来情報周辺検索」など、物流と相性の良い機能が充実したサービスです。
住宅地図を利用した
事業・システム開発なら
ZENRIN Maps APIは、古くから住宅地図事業に注力するゼンリンが提供。
建物に独自IDを付与し時系列で管理することが可能で、住宅関連の機能が充実したサービスです。
公共交通機関を使った
事業・システム開発なら
NAVITIME APIでは 、交通ルート検索や場所検索、乗換案内などの機能を提供。
徒歩や電車、バス、飛行機といった交通機関に関する機能が充実したサービスです。
【選定条件】
Googleで「地図 API」と検索し(2024年3月11日調査時点)、検索結果全ぺージに表示された会社の公式HP18社を調査。そのうち、以下の条件で有料版サービスを扱う3社を選定しています。
・MapFan API...調査した18社のうち唯一、地理空間データとツールを活用して問題を解決するリスト「世界の地理空間企業トップ100社」に選定(Global Top 100 GeospatialCompanies 2024)された企業。
・ZENRIN Maps API...調査した18社のうち、創業が1948年と最も古く、専門スタッフの現地調査により、住宅地図を更新し続ける企業
・NAVITIME API...調査した18社のうち、交通機関・ルート検索機能が最も多い企業