2024年4月8日時点、Googleで「地図 API」と検索し表示された地図APIサービスを扱っている公式HPの中で、金融サービスの事例掲載件数が多かった順に上位2つまで地図APIサービスを取り上げ、各サービスの事例を紹介しています
保険会社で「NAVITIME API」を導入した事例です。日本生命保険では、営業職員や顧客サービス担当職員にタブレット端末を導入したタイミングで業務アプリも開発。アプリ内の地図情報機能に「NAVITIME API」を導入しました。顧客先までの最適なルートをすぐに把握できるようになったことで、効率的な訪問営業を実現。
採用のポイントは、徒歩と電車のほか、バスや自転車、車といったルート検索のバリエーションが幅広かったことと、コンシューマ向けサービスで知名度が高かったこと。
NAVITIME APIを導入した結果、地図上での顧客情報を可視化でき、行き方も容易にわかるように。今は端末さえあれば周辺の顧客先への行き方と所要時間が一目で把握できるため、ついで訪問が可能になりました。通常1日3件だった訪問が5件まで行えるようになり、営業効率が格段に向上。顧客との面談数も増えたと実感できているそうです。
参照元:ナビタイムジャパン公式HP(https://api-sdk.navitime.co.jp/introduction/nissay/)
金融業界にてGoogle Maps Platformの機能を活用した海外の事例です。導入後には以下のような成果が表れています。
参照元:ゼンリンデータコム公式HP(https://www.zenrin-datacom.net/solution/gmapsapi/casestudy/cashless_payment)
一口に有料の地図APIといっても、サービスによって特徴や強みは異なります。また、適している用途も変わりますので、自社のニーズに見合ったサービスを導入しましょう。以下では、おすすめの有料地図APIサービスをご紹介します。
道路情報が必要な
事業・システム開発なら
MapFan APIでは、全国の道路をくまなく実装調査したデータを使用。
「車種別規制」「マップマッチング」「未来情報周辺検索」など、物流と相性の良い機能が充実したサービスです。
住宅地図を利用した
事業・システム開発なら
ZENRIN Maps APIは、古くから住宅地図事業に注力するゼンリンが提供。
建物に独自IDを付与し時系列で管理することが可能で、住宅関連の機能が充実したサービスです。
公共交通機関を使った
事業・システム開発なら
NAVITIME APIでは 、交通ルート検索や場所検索、乗換案内などの機能を提供。
徒歩や電車、バス、飛行機といった交通機関に関する機能が充実したサービスです。
【選定条件】
Googleで「地図 API」と検索し(2024年3月11日調査時点)、検索結果全ぺージに表示された会社の公式HP18社を調査。そのうち、以下の条件で有料版サービスを扱う3社を選定しています。
・MapFan API...調査した18社のうち唯一、地理空間データとツールを活用して問題を解決するリスト「世界の地理空間企業トップ100社」に選定(Global Top 100 GeospatialCompanies 2024)された企業。
・ZENRIN Maps API...調査した18社のうち、創業が1948年と最も古く、専門スタッフの現地調査により、住宅地図を更新し続ける企業
・NAVITIME API...調査した18社のうち、交通機関・ルート検索機能が最も多い企業