地図APIサービスを導入する前に、まずは開発・構築するシステムやアプリの要件定義を実施しましょう。求められる地図の機能やユーザーインターフェース(UI)の設計、API要件などを洗い出し、明確にしたうえで次に進むことが大切です。
特に地図のUIはシステム・アプリの操作性や快適性にも関わりますので、必要な条件はしっかり決めておきましょう。
要件定義がひととおり終わったら、地図APIサービスをいくつか選んで比較検討しましょう。一口に地図APIサービスといっても、提供されている機能や利用できるデータ、マップの表示形式などは大きく異なります。要件に沿った機能を有しているかどうか、慎重に確認することが重要です。
また、利用料金もチェックしておきましょう。基本料金はもちろん、APIリクエスト数ごとの従量料金も確認が必要です。予算をオーバーしないように、料金のシミュレーションも行うとよいでしょう。
導入する地図APIサービスを決めたら、会員登録して契約プランを選びましょう。会員登録不要な無料・オープンソースの地図APIも中にはあります。
会員登録を済ませたら、サービスの利用に必要なAPIキーを取得しましょう。APIキーの取得や有効化の方法は、サービスによって異なります。必要であればマニュアルを参照するか、サポートに問い合わせてみましょう。
APIキーの取得や有効化が完了したら、システム・アプリへ地図APIを組み込める状態になります。何度かテストを繰り返し、試験運用も行ってシステム・アプリを導入しましょう。
なお、地図APIサービスによっては、途中でAPIの仕様が変更される可能性もあります。組み込み後は定期的に公式サイトを確認し、APIを最新の仕様に合わせて修正しましょう。
地図APIサービスは比較的簡単に導入できますが、最初にシステムやアプリの要件定義をすることが重要です。必要な機能などが明確になったら、複数の地図APIサービスを比較し、自社に適したものを契約しましょう。
契約後はAPIキーの取得・設定を行えば、いつでも使えるようになります。
本メディアでは、地図APIサービスをお探しの方向けに、特徴の異なる3つの地図APIサービスをご紹介しています。「地図APIサービスの違いが分からない」「どの機能が重要なのか分からない」などでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
【目的別】 おすすめの有料地図
APIサービス3選
について見る
一口に有料の地図APIといっても、サービスによって特徴や強みは異なります。また、適している用途も変わりますので、自社のニーズに見合ったサービスを導入しましょう。以下では、おすすめの有料地図APIサービスをご紹介します。
道路情報が必要な
事業・システム開発なら
MapFan APIでは、全国の道路をくまなく実装調査したデータを使用。
「車種別規制」「マップマッチング」「未来情報周辺検索」など、物流と相性の良い機能が充実したサービスです。
住宅地図を利用した
事業・システム開発なら
ZENRIN Maps APIは、古くから住宅地図事業に注力するゼンリンが提供。
建物に独自IDを付与し時系列で管理することが可能で、住宅関連の機能が充実したサービスです。
公共交通機関を使った
事業・システム開発なら
NAVITIME APIでは 、交通ルート検索や場所検索、乗換案内などの機能を提供。
徒歩や電車、バス、飛行機といった交通機関に関する機能が充実したサービスです。
【選定条件】
Googleで「地図 API」と検索し(2024年3月11日調査時点)、検索結果全ぺージに表示された会社の公式HP18社を調査。そのうち、以下の条件で有料版サービスを扱う3社を選定しています。
・MapFan API...調査した18社のうち唯一、地理空間データとツールを活用して問題を解決するリスト「世界の地理空間企業トップ100社」に選定(Global Top 100 GeospatialCompanies 2024)された企業。
・ZENRIN Maps API...調査した18社のうち、創業が1948年と最も古く、専門スタッフの現地調査により、住宅地図を更新し続ける企業
・NAVITIME API...調査した18社のうち、交通機関・ルート検索機能が最も多い企業