地図APIサービスを利用する際は、最初に料金をチェックしておきましょう。地図APIサービスは、無料で利用できるオープンソースもあれば、料金が発生する有料のサービスもあります。導入前に必ず確認しましょう。
有料サービスの場合、APIのリクエスト回数によって料金が変わることも少なくありません。想定されるリクエスト回数を決め、予算に応じたプランを選ぶようにしましょう。
提供されている機能も確認しておきましょう。一口に地図APIサービスといっても、利用できる機能はサービスによって異なります。例えば渋滞情報・路線検索が可能なサービスもあれば、雨雲レーダーを表示できるサービスもあります。
地図API導入時は、こうした機能もしっかり確認することが大切です。自社で構築する予定のシステム要件を洗い出し、必要な機能が揃っているか照らし合わせてみましょう。
商用利用の可否についても確認が必要です。特に無料の地図APIサービスの場合、商用利用を制限していることがあります。無断で利用すると、後々トラブルになるリスクもあるため、必ずチェックしておきましょう。
必要であれば、有償のライセンス取得をおすすめします。
有料の地図APIサービスを利用する場合、サポート体制もチェックしましょう。サポートが充実していると、APIの実装・運用に関するテクニカルサポートを受けられます。
また、問い合わせ方法やサポート窓口の種類も確認が必要です。サポート方法は電話やメール、チャットなどがありますが、サービスによって異なりますので、導入前にチェックしておきましょう。
地図APIサービスは選び方が重要ですが、サービスによって機能の強みは大きく異なります。ニーズに沿わないサービスを選んでしまうと、実装時にトラブルが起こりかねません。何ができるのかを確認して選びましょう。
一方、地図APIの利用・導入目的を明確にすることも大切です。なぜ必要なのか、何を目的に導入するのかをしっかり決め、要件を満たせるサービスを選びましょう。
本メディアでは、地図APIサービスをお探しの方向けに、特徴の異なる3つの地図APIサービスをご紹介しています。「地図APIサービスの違いが分からない」「どの機能が重要なのか分からない」などでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
【目的別】 おすすめの有料地図
APIサービス3選
について見る
一口に有料の地図APIといっても、サービスによって特徴や強みは異なります。また、適している用途も変わりますので、自社のニーズに見合ったサービスを導入しましょう。以下では、おすすめの有料地図APIサービスをご紹介します。
道路情報が必要な
事業・システム開発なら
MapFan APIでは、全国の道路をくまなく実装調査したデータを使用。
「車種別規制」「マップマッチング」「未来情報周辺検索」など、物流と相性の良い機能が充実したサービスです。
住宅地図を利用した
事業・システム開発なら
ZENRIN Maps APIは、古くから住宅地図事業に注力するゼンリンが提供。
建物に独自IDを付与し時系列で管理することが可能で、住宅関連の機能が充実したサービスです。
公共交通機関を使った
事業・システム開発なら
NAVITIME APIでは 、交通ルート検索や場所検索、乗換案内などの機能を提供。
徒歩や電車、バス、飛行機といった交通機関に関する機能が充実したサービスです。
【選定条件】
Googleで「地図 API」と検索し(2024年3月11日調査時点)、検索結果全ぺージに表示された会社の公式HP18社を調査。そのうち、以下の条件で有料版サービスを扱う3社を選定しています。
・MapFan API...調査した18社のうち唯一、地理空間データとツールを活用して問題を解決するリスト「世界の地理空間企業トップ100社」に選定(Global Top 100 GeospatialCompanies 2024)された企業。
・ZENRIN Maps API...調査した18社のうち、創業が1948年と最も古く、専門スタッフの現地調査により、住宅地図を更新し続ける企業
・NAVITIME API...調査した18社のうち、交通機関・ルート検索機能が最も多い企業